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旅先でみつけた楽しいもの・おいしいもの


by gigicocco
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パリ地下鉄の改札トラップ

パリ地下鉄の改札トラップ_a0098948_5245451.jpgパリの地下鉄は、無銭乗車をする人がけっこーいるらしく、防止策のために透明な扉でがっちりと閉じられている。
で、乗車券やNAVIGO(スイカやパスモのようなもの)を入れると、透明な扉がタイミング良く1人分くらいだけ開くので、その隙に通ります。
もたもたしてる間に閉じてしまうので、サッと通る。
それでも、勝手に前の人にぴったりくっついて、二人羽織状態になって改札を通り抜ける方法を使う人もけっこー、います。
厳しいのは入るときだけで、出口はチェックなしにスルーできるので、なおさらここだけを突破したら・・・というかんじなのでしょうね。
そんなかんじで、激しい攻防戦が繰り広げられているパリの地下鉄改札口なのですが、壊れていることもあったりして・・・。
ある日、オデオン駅で改札の一番左が、開きっぱなしになっていたのです。
オデオン駅は、たくさんの路線が交わる大きな駅で、はっきりいってラッキーな状態。
少し観察していると、老若男女問わず、何人かに1人は躊躇なくその開いている改札を通っていきます。
NABIGOもちょうど切れているし、回数券も残り少ないことですし、それでは私もこのラッキーにのっかってみましょう。
オデオンは大きな駅なので、改札を通ってもすぐに乗りたい路線というわけではなく、連絡口を歩いていると、検閲している地下鉄職員が何人も!!
パリ地下鉄の改札トラップ_a0098948_555622.jpgそしらぬふりして通り過ぎようとしたのですが、当然、がっちり捕まって、チケット拝見。
・・・許してもらえませんでしたねぇ・・・思い出したくないので、くわしい値段は覚えていないのですが、30~40ユーロくらいでしたかねぇ・・・罰金。
同じように罰金を払っている人は続出していましたが、ほとんどの方がおとなしく払っていましたねぇ・・・。
あんまり抵抗すると今請求されている罰金程度じゃすまないことが起こるんでしょうねぇ・・・。
1ユーロと少しをケチったばかりに何十倍もの出費を・・・私、初犯で・・・出来心だったんですよー!!
たまに検閲があるとは知っていたけど、それは車内でじゃなかったのー!?
罰金は一律同額というわけではないようで、お値段はバラエティに富んでいるようでしたが、私の額がどういう基準で決められているのかはわからず。
そんな大金持ってないよー!とあせっていると、カード払いもできます、ときたもんだ。
お支払い、させていただきました。
自業自得とはいえ、しばらくショックだったですよ。
後で合流したツレに言うと、笑い飛ばしてくれ、救われました。
でもでも、私、これ、トラップだったんじゃないかなと思うんですよ~。
だって、金曜日の夜7時のオデオン駅ですよ!?
帰宅する人や遊びに来た人で、ごった返してる。
そんな状態で、わざわざどうぞとばかりに改札が1つ開いてるなんて!
検閲場所も、オデオン駅から乗った人だけでなく、乗り換えの人もたくさん通る、まさに検閲のベストポイントだったですよ。
ちゃーんと、ちょっと奥まった、ホームから見えない位置にいるしさぁ。
状況に気が付いてからUターンしたら、あやしいことこの上なしだから、絶好の検閲ポジションなんですよ。
あんまり好きなセリフじゃないけど、「勉強」させていただきましたわ・・・。
パリで改札が開いていても、それは単純に壊れている場合と、トラップの場合がある、と。
by gigicocco | 2010-02-17 04:29 | フランス France