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旅先でみつけた楽しいもの・おいしいもの


by gigicocco
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上海蟹コースを食べますよ その1

おまたせしました。
上海蟹のコース、いきますよ。
あらすじとしては、上海蟹のシーズンに香港に行ったが、高いので、お得な上海蟹コースをちょっと思い切って(お得なコースなのに、思い切らなくては行けない、それが上海蟹)注文した、です。
上海蟹コースを食べますよ その1_a0098948_3204446.jpg
まず、出てきたのは上海蟹のスープ。
だいたい、上海蟹のスープ、とメニューにある時は、スープの具として上海蟹が入っているのかな・・・と思うのですが、いきなりドギモを抜かれました。
こってり上海蟹みそスープなり!
しかも身もけっこう入っている・・・なのにしつこくなく、大変、美味。
この時点で、思い切ってこの上海蟹コースを注文して良かった!と思いましたよ。
表面の黒いソースは黒酢です。
そのままだと、おいしいけど、ちょっと上海蟹のクセが残るので、私は黒酢をちょっとかける派です。
お酢、好きだし。
このお酢はちょっと甘い黒酢でした。
バルサミコ酢の中国版だなぁーと思ったり。
上海蟹コースを食べますよ その1_a0098948_321859.jpg
そして、ここでいきなり鮑です。
私、ほんと、自慢にならないのですが、実は香港で鮑を食べたことはほとんどない。
はっきり言って、香港で鮑を食べるということは、時として日本で鮑を食べるよりも高いからである!
そんな理由で、積極的には食べていないのです。
香港には高級食材でなくてもおいしいものはたんとある。
というか、高級食材料理であるほど、日本でも食べられたりして・・・。
鮑とかフカヒレ料理は、日本でもいいか、と。
そもそも日本産だったりするし・・・。
(ま、日本でもめったに食べないのですが)
上海蟹コースを食べますよ その1_a0098948_3212592.jpg
そして、コースに入っている鮑のステーキって、だいたいちっちゃーいのですが、こんなに肉厚でさらにびっくり。
さして上のほうのコースを注文したわけではないので、普通、こういう場合に付いてくる鮑って、もっとせつないほど小さいものではないですか?と心の中で問いかけた。
香港で鮑料理といえば、それは生ではなく、乾燥させて、それを時間をかけて戻して、煮て・・・という手間のかかった料理。
乾燥させてるからゆえ、サイズ小さくなってしまっているから、これだって、生の時はもっと大きかったはず。
生の鮑は香りと歯ごたえが重視されるようですが、この鮑はもうほんとに、ふんわりむっちり柔らかくて、そして、噛めば噛むほど味が出る。
ソースもおいしくてねぇ・・・ご飯をもらって、残った周りのソースをかけて食べたい!と思いましたよ。
いや、ほんとはね、このソースでリゾットをつくってくれ!!と思いましたよ。
(実際、そういう料理も存在するが、高級)
上海蟹コースを食べますよ その1_a0098948_3214574.jpg
そして、そうだ、これを食べたくてこのコースにしたんだった、の、上海蟹。
これまた届いてびっくり。
お・おおきい・・・。
だいたいいつも、このくらいのお得なコースなら、1まわり、いや、ヘタをしたら2まわりくらい小さい上海蟹が来るものなのに。
さっきのスープといい、鮑といい、いったいどういうつもり!?と半ば逆ギレのような心境に。
上海蟹コースを食べますよ その1_a0098948_322664.jpg
殻を開けてみると、しっかりとミソたっぷりのオスで、これまたうれしい。
この後はもう、便利道具を使って、一心不乱に食べました。
上海蟹の幸福って、あの、ミソたっぷりの部分にかぶりつく時ではないかと・・・私は思っているわけで・・・。(なぜか急に「北の国から」の風味が混じりました)
身の部分も、見た目とは違い、上品で味がぎゅっとつまっていて、大変おいしゅうございます。(これは「料理の鉄人」風)
上海蟹はね、小さいとね、食べるところが本当に少ない。
身が詰まっていない蟹ももちろんあるけど、それ以前に、足が細いから。
これはそんなこともなく、足の先に違い部分まで、本当に真面目に食べてしまいました。
つけダレは、生姜のみじん切り入り黒酢。
香港で上海蟹を食べる時は、赤酢よりも黒酢の時のほうが多いかな。
他の料理でも、白酢が出てくることはほとんどありません。
酸味のきつくない、おいしい黒酢でした。
私は、蟹ミソには少しつけて、身にはつけないで食べます。
何度もいいますが、少しクセがあるからです。
私は蟹は「食べられない」ところ以外は全て食べるので、つけダレが必要な場合もあるのです。
そして、上海蟹を食べた後のお約束、熱くて辛くて甘い、生姜のお茶。
お茶といってもお茶の葉は入っていなくて、甘い生姜の飲み物ですね。
上海蟹は体を冷やす食べ物と考えられているらしく、食後には必ず、出ます。(日本でも出してほしい)
辛く感じるくらい、生姜をたっぷり煮だした飲み物で、甘いのでたくさんは飲めないのですが、必ず、飲みます。

コースとしてはまだ続くのですが、続きはまた今度
by gigicocco | 2009-12-02 16:08 | 香港 Hong Kong