江戸味のお弁当
2007年 04月 14日
弁松総本店は創業寛永三年という、歴史あるお店のお弁当です。
これは並6上、おかずのみ、860円なり。
こちらのお弁当は、入れ物が本物の木、経木なのです。
折り詰めという言葉がぴったりです。
もちろん、はじめからご飯とおかずがセットになっていてお弁当で売っているのですが、おかずだけでも買えるのもまたうれしい。
ご飯付きのときは、経木の香りがお米に移っているのが、またいいんですよ。
下に敷いてある包装紙にきっちりと包まれている様子も清々しい。
見てのとおり、しっかりとした醤油味です。
こちらのメカジキの照り焼きは魚も肉厚でしっかりしていておいしい。
弁松のお弁当といえば、たっぷり入っている豆きんとん(左上)。
卵焼きももちろん、甘い卵焼き。
生姜の佃煮(右下)も良いアクセント。
添加物はカマボコの赤色のみ、揚げ物ゼロ。
はっきり言って、まったく現代的なお味ではない、ずっとこのままでいてほしい、江戸の味。
醤油と砂糖できっちり味付けされた、白いご飯のおかず!なのです。
しっかりした味付けなので、お酒のアテにもいいのかも。
ひとつひとつ真面目につくられていて、たまに思い出しては食べたくなる味。
わたしは三越で買うことが多いのですが、他に買っているのは年配男性が多いように思います。
お弁当といえばここ!というファンも多いのではないでしょうか。
潔いお弁当だなぁと思うのです。