香港ミシュランの評価した中華料理を
2012年 07月 16日
残念ながら、2012年版には2ッ星に降格してしまったけど、それでも、中華料理店としては3ッ星は1軒、2ッ星でも数軒程度しかないのですから、たいしたものですよね。(ミシュランがどうか、というギロンは置いといて)
2ッ星に降格して間もない頃でしたけど、かなり混んでいましたよ。
このときは、初めての香港!の方とご一緒で、その方はやはりミシュランなどで評価の高いお店に行きたいとのことで、行くことができました。
じゃなきゃ、なかなか、ね・・・店名に「魚翅(フカヒレ)」って入ってるくらいですからね。
ラッキー!でした。
初めにいきなり、ごろっと大きめのフカヒレが丸ごと入ったスープ。
ものすんごいコラーゲンで、食べてる間にも唇まわりがカピカピするほど。
こんなに大きなフカヒレを食べたのは、たぶん、はじめて・・・。
グラタンにカニが入っているのではなく、カニのつなぎにグラタン風ソースがからまってる、といった風。
鮑はとても有名ですが、魚の浮き袋も、香港ではとても人気のある高級乾物です。
この状態の魚の浮き袋は初めてです。
さすが老舗店ですね。
鮑の味が奥深く。
このソースをご飯にかけて食べたい!と思いました。
鮑はもちろん、味深く、噛めば噛むほど味が出る。
半身とはいえ、香港でこんなに大きな乾燥鮑は初めて食べました。
魚の浮き袋は、ちょっと、クセのある魚介の香りが残っていますが、これまたすごいコラーゲンでした。
香港人はコラーゲンものが好きだなぁーと思います。(たぶん、漢方的な理由で好きなのだと思います)
鮑のソースとは違いますが、これまたよく似た広東ソースです。
どーんと大きく、ヨーロピアンサイズです。
悪くないが、ソース甘めで、サイズが大きい・・・。
同じような味付けが続いていますし。
雲呑麺の、麺ぬきで、雲呑だけ大盛りです。
さすがにエビが大きくおいしいけど、もうお腹いっぱいです。
麺が入っていたら、残していたと思うわ~。
これまた燕の巣がたっぷり入っていて、すごいな~。
私、レストランでこんなに燕の巣を食べたの、初めてだ~。
同じデザートでも、燕の巣入りと燕の巣なしでは数100HKドル違ったりするので、これはうれしい。
燕の巣もお肌ツルツル食材ですからね。
コースの組み立て方がフランス料理風ですね。
サクッとした中華風パイの中に、甘めに味付けされた鮑あんが入り。
高級食材ばかりの、すごいコースで、圧倒されました。
「香港に行ったら食べてみたいと思うもの」が全て入ってるんじゃない!?と思うくらいに。(マンゴープリンと亀ゼリーが入っていたら完璧←香港というと、そう言われることが多いので・・・)
ただ、「初めての香港」の方の顔には「?」が浮かんでました。
正統派ですからね、なかなか初めてでは慣れなかったのかも?です。
乾物料理が多いですし。
日本で食べる中華料理とは違う味なので。
伝統的な高級・広東料理を、現代的に、一人一人、皿に盛って、フランス料理風にコース仕立てにしたもの、というかんじでした。
サービスも、一般的なお店よりは、かなり気を遣っています。
高級食材ばかりを使ったコースなので、お値段も高級だったようですが、これだけ食べさせてくれるなら、むしろお得では?と思いました。
コレ、同じ内容を単品注文したらタイヘンですよ。(香港でも鮑やフカヒレは高級食材なので、特別、安くはないです、そもそも日本産だったりするし、需要も多いし、乾物料理は手間や時間もたくさんかかる)
初めての方には向かないお店だったのかなぁ?と思ったのですが、観光客の方もたくさんいらっしゃいました。
おいしかったけど、でも、リーズナブルなランチでもいいかも、と思ったけど、でも、こーゆーのもやっぱり1回は食べてみたいかな。(なんだか、はっきりしない文章ですみません)