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旅先でみつけた楽しいもの・おいしいもの


by gigicocco
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香港スープとその具

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香港ではレストランでも「例湯(本日のスープ)」として飲むことのできる、ことこと煮出したやさしいシンプルスープ。
なかなか家庭のスープを飲む機会はないので、私はレストランやテイクアウトでいただくことが多いです。
いろいろなお店で飲む中で、やはり副臨門はひとあじ違うというか。
たぶん、良い材料で、贅沢に作っているのではないかと。
最近、値上げされたけど、それでも注文する価値アリです。
初めて注文してからというもの、もうやみつきで、必ず注文したいメニューとなりました。
ただひとつ注意点が。
ただひたすら長時間コトコト煮込むスープなので、早い時間帯に行くとまだできてないことがあるんです。
夜は大丈夫だとして、ランチタイムだとそうですね、1時前だとできてないことが多いですね。
早めの時間帯でも出してくれることもありますが、その場合はどうしてもまだちょっと薄い気がします・・・気のせいかもですが。
それでもどうしても飲みたくてお願いしちゃったりするんですけどね。
人数が少ない時は1ポットだと量が多いので、半分(ハーフポーション)にしてもらいます。
これは他のお店でもお願いするとOKなことが多いです。
副臨門では具とスープが分かれて出てくるので(私が聞いた話によると「上品な店は具が分かれてる」そうな)私は具も一通り味をみて、食べます。
けっこう山盛りに盛られてやってくるんですよ。
私は煮込まれてホロホロになった肉や野菜が好きで、けっこう食べますね。
煮込まれて甘くなった野菜や、コラーゲン状態になった豚の皮や脂、めずらしい乾物類などなど、ひとつひとつの具を確認しながら食べるのも楽しい。
さすがにちょこっとお醤油をつけたりはしますけどね。
全部たべるとお腹がいっぱいになってしまうので、ほどほどに。
本来は「一物全体」、全部たべるほうが良いわけですし。
私の想像ですが、たくさんの素材の栄養分を効率的に体内に入れるスープなのではないかと。(これは赤星たみこさんのミネラル豆乳ドリンクと通じるものがあるような気がする)
ただ「だしがら」として扱われるのもちょっと不憫かなと思っているのです。
スープと具が分かれていない場合もあるのですし、分かれたとたんに「不要なもの」になるのはなあぜ?と。
香港スープとその具_a0098948_4532251.jpg
そんなことを思いながらおいしくいただいて、帰る時、店員さんのサーブ用のテーブルの上に大きなだーぱお(お持ち帰り)容器の中にこのスープの具が詰められているのを発見!
まだ湯気が出ていたので、フタを開けてさましていたようですよ。
具の量からして1ポット分。
どこかのテーブルの人がスープを飲んで、その具を持ち帰っている。
さすがに私も、具を持ち帰ってるとは思わなかったー!
はっきり「食べない」という人もいるので~。
この時の具は肉類は少なめで、そのまま食べるには量があって大変そう。
乾物の量がたっぷり入っていたから、全部食べなきゃもったいない?
再生料理にする?
それともワンちゃんに?
それこそ正しいドギーバックだけど、いまどきそんなわけない?
スープの具だってそりゃおいしいけど、そんなにたくさん具だけどうするの?
気になる~。
香港のスープはまだまだ奥が深いよ。
by gigicocco | 2010-06-29 05:03 | 香港 Hong Kong