人気ブログランキング | 話題のタグを見る

旅先でみつけた楽しいもの・おいしいもの


by gigicocco
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

気持ちを楽しくしてもらったレストラン

気持ちを楽しくしてもらったレストラン_a0098948_143678.jpg
パリの夜10時半、私はぐったりと疲れていた。
でも、おなかはぺこぺこだった。
このままホテルのベッドへ倒れたい気分だったけど、このまま寝たら、なんというか、後々、とってもわびしい気分になりそう。
食べてワインを飲んで、いい気分になって眠らないと、この心と体の疲れはとれない、と思った。
体力的には、もうホテルの近くのお店に入るしかない。
どこかのおいしい店まで行くような体力はない。
バーやカフェじゃヤダ。
ちゃんと食べたい。
気持ちを楽しくしてもらったレストラン_a0098948_1262235.jpg
「ここらへんに行けばこの時間でも食事のできる店があるだろう」という、だいたいの感で小道に入り、数件のお店に食事のラストオーダーを聞き、その中の1軒に決めた。
バーと併設しているお店だったので、夜遅くまで食事もできる店だったのですよ。
疲れ切っているのに、というか、疲れ切っているからこそ、まずはシャンパンで乾杯。
食事は前菜に、生ハムとサーモンを赤ワインで。
そこそこおいしいのだが、なんせ疲れているので、ぐったりしつつ食べていると陽気なサービスのお兄さんが「どうしたの~?おいしくない?元気だして!楽しんで!」と声をかけてくれました。
なんせ、お通夜のようなかんじで食べていましたからね。
気持ちを楽しくしてもらったレストラン_a0098948_1271355.jpg
体だけでなく心までぐったりとしてたのだけれど、気持ちって不思議なもので、たったそれだけのことで、気分が変わって少し元気が出てきて、それから食事を楽しく食べることができました。
えらいもんですね。
サービスの人って、ありがたいですね。
メインはスペアリブとタルタル。
本当に疲れていたのかというようなメニューの選び方ですよねぇ。
なんせメニューを選んでいる時は、早く食べて早く帰って寝よう、という気持ちだったので、あまり考えず、ぱぱっと選んでいるのですよ。
スペアリブはご飯のおかずにもなりそうな、甘辛味。
気持ちを楽しくしてもらったレストラン_a0098948_1273139.jpg
タルタルは生牛肉を味付けしてたたいたもので、日本ではなぜかあまり食べられないので、パリに行ったら食べるんです。
この時はすでに気分が良くなっていたので、夜も遅いのにかなり食べてしまいました。
ポテトはさすがに残しましたが、ワインもすすんでいましたし。
調子に乗って、新たにメニューをもらってデザートまで注文。
メニュー名がかわいかったので、「Fraise!Fraise!Fraise!」といういちごのデザートに決定。
テーブルにやってきたいちごのデザート、1人前の量じゃないでしょ~。
気持ちを楽しくしてもらったレストラン_a0098948_1274466.jpg
いろいろないちごのデザートの盛り合わせだ。
びっくりしたけど、かわいいなぁ。
あー、楽しかった、やっぱりあのまま寝てしまわなくて良かったな、と思いながらホテルの部屋に帰りました。
気持ちを楽しくしてもらって、とても良い思い出なのですけれど、後々、その小道を歩いても、どのお店だったかはよく思い出せなかった。
もしお店がわかっても、もうあのお兄さんはいないような気がした。
by gigicocco | 2010-03-25 14:03 | フランス France