気持ちを楽しくしてもらったレストラン
2010年 03月 25日
でも、おなかはぺこぺこだった。
このままホテルのベッドへ倒れたい気分だったけど、このまま寝たら、なんというか、後々、とってもわびしい気分になりそう。
食べてワインを飲んで、いい気分になって眠らないと、この心と体の疲れはとれない、と思った。
体力的には、もうホテルの近くのお店に入るしかない。
どこかのおいしい店まで行くような体力はない。
バーやカフェじゃヤダ。
ちゃんと食べたい。
バーと併設しているお店だったので、夜遅くまで食事もできる店だったのですよ。
疲れ切っているのに、というか、疲れ切っているからこそ、まずはシャンパンで乾杯。
食事は前菜に、生ハムとサーモンを赤ワインで。
そこそこおいしいのだが、なんせ疲れているので、ぐったりしつつ食べていると陽気なサービスのお兄さんが「どうしたの~?おいしくない?元気だして!楽しんで!」と声をかけてくれました。
なんせ、お通夜のようなかんじで食べていましたからね。
えらいもんですね。
サービスの人って、ありがたいですね。
メインはスペアリブとタルタル。
本当に疲れていたのかというようなメニューの選び方ですよねぇ。
なんせメニューを選んでいる時は、早く食べて早く帰って寝よう、という気持ちだったので、あまり考えず、ぱぱっと選んでいるのですよ。
スペアリブはご飯のおかずにもなりそうな、甘辛味。
この時はすでに気分が良くなっていたので、夜も遅いのにかなり食べてしまいました。
ポテトはさすがに残しましたが、ワインもすすんでいましたし。
調子に乗って、新たにメニューをもらってデザートまで注文。
メニュー名がかわいかったので、「Fraise!Fraise!Fraise!」といういちごのデザートに決定。
テーブルにやってきたいちごのデザート、1人前の量じゃないでしょ~。
びっくりしたけど、かわいいなぁ。
あー、楽しかった、やっぱりあのまま寝てしまわなくて良かったな、と思いながらホテルの部屋に帰りました。
気持ちを楽しくしてもらって、とても良い思い出なのですけれど、後々、その小道を歩いても、どのお店だったかはよく思い出せなかった。
もしお店がわかっても、もうあのお兄さんはいないような気がした。