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旅先でみつけた楽しいもの・おいしいもの


by gigicocco
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パリ10区にはインド人街がある

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パリ10区にインド人街があるって知ってました?
私はぜんぜん、知りませんでした。
あんまり治安がいい地区じゃないからかなと思うんですけど、でもまぁ、昼間なら平気だし、気を付ければだいたい大丈夫。
私も初めて行ったのですが、いきなり夜に歩いて行った(真似してはイケマセン)こともあり、どこがインド人街か、インド料理店がひしめくバッサージュ(パリの商店モールのようなもの)があるのかよくわからなかったので、目に入ったお店に入りました。
私は土地勘がないので、人通りが少ない道を歩いてしまったので、一人でふらふらしてるのはキケンかも、と思って、とりあえずお店に入ったのです。
まだ時間が早かったこともあり、私が一番客でした。
早かったといっても、夜8時はまわっていたんですけどね。
お店に入ってメニューを見ても、フランス語でインド料理のメニューなんて、私に読めるはずがなく。
お店の人に「ターリー」と言ってみると、(ターリーはインドの定食)ちょっと驚いたような顔をして、ターリーのメニューを教えてくれました。
まぁ、フランス語も話せないアジア人がインド語は知ってたわけですからね。
ちょっと意外だったのでしょう。
ちなみに、ターリーはフランス語では「ムニュ」と訳されていました。
これも、定食ですね。
ターリーは肉アリと野菜(ベジタリアン)の2種類ありました。
私はベジタリアン気分ではなかったので、肉アリのほうを選びました。
おそらく、全員のサービスだと思うのですが、料理を待っている間にロゼのグラスワインも1杯サービスしてくれました。
ロゼワインと、すぐに出てきたパパドゥ(薄いひよこ豆せんべい)でちびちびつまみながら料理を待っていたんですが、ターリーなので、すぐに出てきました。
キャラフの水をお願いすると、ボトルの中にミントの枝が1本入っていて、なんだかうれしかったなぁ。
パリ10区にはインド人街がある_a0098948_15353448.jpg
ターリーは肉アリなだけあって、というか、ぎっしりお肉!でした。
カレーの中にも、お皿の上にもお肉がたくさん入っていて、かなりのボリューム。
・・・そうか、ここは日本じゃないんだわ・・・肉といえば、肉!!なのねーと思いました。
ご飯が赤いのは、ターメリックやサフランでなく、着色ののようです。
何の着色かは特に香りもしないので、わからず。
店名が「カシミール」なだけあって、インド料理の中でも南のほうの料理なんじゃないのかな。
歴史的にも、パリには南インドやパキスタン出身の人が多いらしい。
油っこくなく、やさしい味で、南インド料理、好きなんです。
大盛りご飯は半分くらい残してしまいましたが、あとはおいしく完食。
隣のテーブルのフランス人カップルはベジタリアンらしく、野菜のターリーを注文していました。
野菜のターリーもおいしそうだったな~。
インド料理を食べたら、温かいチャイが飲みたくなったので、注文。
お店の人に「チャイ」と言うと、またちょっと意外な顔をして、それは「テ・オレ(ミルクティー)」のことか、と言うので、「ウイ(仏語のイエス)、テ・オレ(フランス語)、インディアンスタイル(インド人風の、と英語)、シルブプレ(仏語でプリーズ)」と。
ちゃんぽんもはなはだしい。
一般的に、日本人には「テ・オレ」よりも「チャイ」のほうが聞き慣れた単語かなと思います。
最後に温かくて、スパイスの香るミルクティー(チャイ)をいただいて、とても体が温まりました。
これだけ食べて、ターリー11.5ユーロ、追加のチャイが3ユーロでしたから、これはお得だな~と思いました。
ちょいといいビストロに行ったら、前菜でも1皿20ユーロくらいすることもありますからねぇ。
私はこの日、風邪気味だったりして、体調が良くなかったのですが、スパイスたっぷりのインド料理のおかげでちょっと回復。
by gigicocco | 2009-12-14 16:06 | フランス France